日記。
プロフィールページにもちょっと書いてますが、これまでの経歴は
- 公務員(消防士)
- 路線バス運転
- 山仕事
- 今。
という感じで、多分異色の経歴と言われる部類に入るかもしれません。
- 公務員時代は20年勤めて退職(色々あって。悪いことはしてません笑)
- 路線バスは1年ほど(体が動く今の年代じゃないな・・・)
- 山仕事が6年(以下参照)
今に至ります。
で、山仕事での出来事。。
積雪1mほどの雪山での仕事中に、急斜面の上から冬眠中の熊が絵に書いたように両手を振り上げて現れましてね。
急斜面で距離にして約2m。
眼の前ですね。
真正面なので、クマも自分に気づき向かってきました。
次の瞬間には目の前にクマの爪が降ってきたので、体を反転させながら斜面の下の方に飛び込んで転がって。
「あ。死ぬかも」
って思いました。
上も下もわからない状態で必死こいて転がりました。
数m転がってから斜面上に向かって四つん這いで構えました。
そしたらクマが向かって来るはずが、いなくなってました。
クマは近くで作業していたもう一人の作業員のところにいました。
クマが馬乗りになって、襲いかかってます。
自分はおそらく腰抜かしてたんでしょうね。
そのまま吠えるしかできず、声が枯れるまで大声で叫びまくりました。
作業員の人は必死でクマの顔面付近を叩いてました。
程なくして、クマは斜面の下の方に転がるように逃げていきました。
襲われた作業員の人は無事で、そのまま歩いて下山しました。
あとから聞いた話ですが、自分のところにクマが向かったのをみて、襲われた作業員の人が持ってる道具でクマを叩いたそう。
熊は向きを変えて今度はそっちに向かっていったので自分は大丈夫だったらしいです。
命救ってもらいました。
その方は、数日入院しましたが命に別状はありませんでした。
事故は大きく報道されテレビニュースにもなりました。
救ってくれた同僚はヒーローになりました。
テレビの報道は
「作業員1名が熊に襲われ、素手で応戦し無事だった」
という内容になってました。
・・・
・・・
・・・
自分も一応襲われたんですけどね。
無傷だったもので。
その後は、どこに行っても
「襲われた人大丈夫だった?」
という話。
なんていうか、自分は無傷ではあったんですけど、PTSD気味だったんだと思います。
その辺の小さい雪の山でも熊が出てきそうで生きた心地のしない毎日です(今でも残ってますがだいぶマシになった)
世の中的に自分は熊に襲われていないことになってるのが、なんだろなぁ・・っていう感じになってました。
事故の2日後から別の山仕事に行ったんですが、正直仕事どころじゃなく。
怖くて足が山に向かっていかない。
さすがに、事情を知ってる身内から「やめたら?」という声も多くありました。
しばらく悩みました。
悩んだ末にやめることを決意。
で、何をやるか、と考えたときに、人助けをしたい思いがあったので選んだ仕事が便利屋。
正直不安です。
やっていけるのかどうか。
でも、踏み出したのでやるしかないですね。
見る人によっては、単なる逃げだよね、って思われるのも重々承知です。(ってか言われてるけど)
うん。
逃げました。
逃げましたよ。
だってクマ怖いんだもん。
今でも、人気のない所で一人でいるのが怖くて怖くて仕方ない。
ええ。
ビビりです。
元々ビビりだったのが、熊に襲われてスーパービビリになりました。
(見た目は坊主+180㎝+趣味筋トレなのでそう思われることはまずない)
ビビりですが、人の困りごとのお手伝いができて
「ありがとう」
と言われる仕事です。
始めて良かったと思ってます。
つまづくことの方が多いですが、困っている人に寄り添った仕事をしていきますので、よろしくお願いいたします。
函館市、北斗市、七飯町近辺の方、気軽にご相談ください。
熊の話を聞きたい方もどうぞ。
あ。
ちなみに、熊事件の1週間後くらいに、なんか痛いなーと思って病院にいったら、肋骨にヒビ入ってました(笑)
熊には十分ご注意ください。
いずれかの方法でお問い合わせください。
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