ネット検索をしていると、検索上部に「スポンサー」との表示がついたページ。
このスポンサー枠ですが、
検索システムを提供している会社に広告料を払って表示させてもらっている
枠です。
グーグル検索ならグーグルの会社に、ヤフーならヤフーにという具合。
テレビのCMも同じですね。
で、いくらなの?おたかいんでしょ・・?
っていう話になりますが、「どのように検索された場合に表示するか」によって金額が変わります。
分かりづらいので例え話。
自分が草刈り業をしていて、草刈りの広告を出してネットからお客さん掴んじゃうぜ!という場合。
例えば、なんでも良いのですが「明日の天気」とか「筋トレ やり方」とか「芸能人 出身」などで検索したときに、いきなり草刈りの広告が表示されても誰もクリックしません。
どんな言葉で検索されたときに草刈りの広告を表示するか、がキモになってきます。
草刈りの依頼がほしいのよ
ということなので、「草刈りをお願いしたい」という意図で検索している人に表示されればいいわけですね。
ワシももう年じゃて誰かに草刈り頼めんかのう・・・
そんな方が検索する言葉で連想するのは
- 草刈り 業者
- 草刈り 安い
- 草刈り 料金
- 草刈り 相場
などなど。
ということで広告を出す側は、
「草刈り 業者」などの検索があった場合に検索結果上部にウチの広告を表示してね
とグーグルさんにお願いすれば良いわけです。
料金の話は?
ここで広告を出すのにどれくらいの料金がかかるか、です。
ざっくりですが、
広告がクリックされた回数 ✕ 単価
です。
例えば、1クリックあたり10円の単価で、100回クリックされた場合。
100クリック✕10円=1000円
これが広告料としてグーグルにお支払いする金額。
先払いなので、100クリック分とか1000クリック分など予算の範囲で納めておき、あとはグーグルに丸投げで依頼が来るのを待てばOK。
ただし、クリックした人がみんながみんな依頼してくるわけではないので、それなりに予算は必要になってきます。
100人がクリックしたら1人が依頼してくる、くらいの話
上記の例でいくと、1000円払って依頼1件になりますね。
で、単価が問題。
広告を出したいのが自分だけなら良いのですが、他にもお願いしたい人がいる場合は競争入札になってきます。
高い単価をつけた順にスポンサー枠に表示されます。
ちなみに、検索に表示された順位ごとのクリック率は1位と2位では半分くらいの差がある(1位≒20%、2位≒10%)。なので、広告を出す側がより高い単価をだして1位に表示させようと高額になったりすることも多い。
1クリックあたりの単価が1,000円とかもザラにあります。
100クリック分だと100✕1000・・・
そんなこんなで、広告を出して依頼を受けようと自社で広告を出すところもありますが、
- 広告を出す
- 依頼が来たら現場仕事を現地の人に流す
- 現地作業員から広告手数料分を吸い上げる
という感じで、広告を出すだけの会社も多いです。(東京の会社で函館の仕事を受けて現地作業員に振る・・)
ネット社会だし、近所付き合いも薄くなる世の中なので、困った人に助けを届けるという役割を担っていると言えそうです。
が。
その結果、競争が激しくて、単価が跳ね上がり広告料がかさむ
→吸い上げる料金も高くなる
→現地作業員に高い料金で作業するように言う
→作業料を高く提示する
ということが結構多いです。
↑この作業員の人もたぶん広告の下請けですが、さすがに100万は・・・。
自分もそんな下請けをやっていました。
とはいえ、直接お客さまとお話して、当然「高い」っていう話になるので、できるだけ函館地区の相場に合わせて料金提示して作業させていただいてました。
それでも高く感じていました。
伺った方には申し訳なさしかありません。
広告出す側から言われたこと↓
「なんでそんなに安いんですか」
「もっと高い提示しないとだめですよ」
「1件あたり広告料で15000円かかったりするので最低15000円」
「今月の平均が最低下回ったので来月の手数料は70%」
10,000円頂いて、手元に残るのは3,000円とか。
申し訳なさがありつつ、でも自分の家族も養わないといけない、でもそんな高額請求できない、でも上から責められる
そんなぐるぐるを繰り返し、下請けはやめました。
広告の集客力はたしかに高いですが、毎日葛藤続きで心も体も壊れそうだったので。
便利屋という仕事は、人に寄り添って暮らしのお手伝いができるいい仕事だと思ってます。
消防士→路線バス運転→山仕事(熊に襲われる)→今
異色の経歴・・でしょうか?
これまで、下請けの仮面を被って仕事をしていましたが、裸一貫で人の役に立てるよう努力しますのでよろしくお願いいたします。(毎日懴悔しながら。。)
色々書きましたが、実は下請けの下請けだったりしまして。。
その辺はまた別の機会に紹介します。
長文最後までお読みいただきありがとうございました。
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